こんにちは!アニメイン編集部です。
今回は「86 -エイティシックス- あらすじ」を中心に、物語の流れや登場人物、見どころを詳しくご紹介します!
『86 -エイティシックス-』は、安里アサト原作のライトノベルをアニメ化したSF戦争ドラマで、2021年にTVアニメが放送されました。
美麗な作画と緊張感あふれる戦闘、そして差別・偏見・命の重さといったテーマを描いた本作は、ロボットアニメ×社会派ドラマという稀有な存在として高い評価を受けています。
86 -エイティシックス- あらすじ
“無人兵器”の真実 その中に人がいた
舞台は、近未来のサンマグノリア共和国。この国では、隣国「ギアーデ帝国」との戦争を“無人兵器”で行っていると国民に伝えられていました。
しかしその真実は
無人とされた兵器には、共和国から排斥された「86区」の人間たち=エイティシックスが乗っていたのです。
つまり彼らは、人権を奪われ、“いない者”として扱われながら最前線で戦い続けていたのです。
シンとレーナ 命をかけた通信の向こうに
物語の主人公のひとりは、シンエイ・ノウゼン(通称:シン)。86部隊を率いる少年で、冷静沈着ながら内に深い闇を抱えた人物です。
もうひとりの主人公が、共和国軍本部に所属するエリート少女、ヴラディレーナ・ミリーゼ(通称:レーナ)。
彼女は上層部の命令に背き、86たちを「人間」として尊重しようと努力します。
この2人が“戦場と指令室”という距離を超えて交わす会話が、物語の核心を形作っていきます。
人種差別・階級社会 残酷な現実の比喩
『86』の物語には、架空の戦争という枠を超えて、現実の差別構造や社会の歪みが色濃く反映されています。
- 髪や瞳の色で人を分類し、排除する政治
- 表面的な平和の裏で、他者に犠牲を強いる国家
- “命の尊厳”を問う、静かで重い問いかけ
このようなテーマが、熱い戦闘と丁寧なキャラクター描写を通じてリアルに伝わってくるのが本作の強みです。
86 -エイティシックス-の見どころ3選
ハイクオリティな映像と音響演出
A-1 Picturesによる美麗な作画と、澤野弘之の劇伴が織りなす演出はまさに映画レベルのクオリティ。
心を揺さぶるキャラクタードラマ
86部隊の仲間たちは、戦場で生きることの意味や死の恐怖と常に向き合っている。一人ひとりの想いが重く、視聴者の胸を打ちます。
遠く離れた“想い”がつながる構成
戦場のシンと後方のレーナという関係性が、交錯していく構図がドラマとして秀逸。後半に向けての展開も圧巻です。
シーズン1&2、そして原作との違いは?
アニメは第1クールと第2クール(全23話)に分かれて放送され、原作小説の第3巻までを忠実にアニメ化。
ストーリーの区切りも良く、原作未読でも充分楽しめますが、より深い心理描写が読みたい方は原作もおすすめです。
86 -エイティシックス- あらすじまとめ|戦場の果てにある“存在の証明”
『86 -エイティシックス-』は、戦争という極限状況の中で、「人間とは何か」「存在するとはどういうことか」を問い続ける作品です。
ロボットアニメや戦争ものに興味がある方はもちろん、人間ドラマや社会派作品が好きな方にも刺さる一作。
見終えた後、きっと「彼らの戦いを、忘れてはいけない」と思えることでしょう。
本記事で使用している作品情報・画像の出典
公式サイト(86 -エイティシックス-)©2020 安里アサト/KADOKAWA/Project-86