今回は、文学的な雰囲気と柔らかな語り口が魅力の人気声優、斉藤壮馬さんをピックアップ!
その演技力とアーティスト活動にも注目して、深掘りしていきます。
◆斉藤壮馬さんってどんな人?
1991年4月22日生まれ、山梨県出身。所属事務所は81プロデュース。
学生時代から本や映画に親しみ、早稲田大学文学部で学ぶというインテリ派。声優デビューは2010年、注目を集めたのは2014年の『ハイキュー!!』山口忠役などから。
その後、じわじわと人気が上昇し、今ではアニメ・ゲーム・音楽と多方面で活躍する実力派です。
◆代表的な出演作品
斉藤さんの演じるキャラクターは、知的・クール系が多い印象。でも実は、意外と熱血や不器用キャラも多彩にこなします。
- 九条天/アイドリッシュセブン
…完璧主義のアイドル。クールだけど仲間想いな一面にファンも胸キュン。歌唱力も◎。 - 山口忠/ハイキュー!!
…最初は控えめな存在から、物語が進むにつれて成長していく姿に感動。斉藤さんの声の変化も素晴らしい! - 渚カヲル/ヱヴァンゲリヲン新劇場版(テレビ版リメイク)
…儚さと神秘性を持つカヲルを静かに、美しく演じきっています。 - ディミトリ/ファイアーエムブレム風花雪月
…高潔で苦悩を抱えた王子。正義と狂気の狭間を演じる難役ながら圧巻の表現。 - **橘真琴(Free!)【劇場新キャスト】やアポロン・アガナ・ベザリウス(ヴァニタスの手記)**なども話題に。
◆“文学青年”ならではの魅力
斉藤さんは、演技も言葉選びもとても“繊細”。
まるで詩のような、柔らかくて透明感のある語り口が印象的です。
ラジオやインタビューでも、本や映画から受けた影響をよく語っており、文学的な感性を持った声優として知られています。
実際、彼のインスタやブログには独自の視点で綴った文章が多く、「読むラジオ」と言われるほど。
◆アーティスト活動も本格派!
2017年にソロアーティストデビュー。デビュー曲「フィッシュストーリー」では作詞作曲も担当。
文学的な歌詞とジャンルレスな楽曲で、他の声優アーティストとは一線を画す存在となっています。
アルバム『quantum stranger』『in bloom』『We are in bloom』などは、どれも深いテーマ性があり、まさに“聴く文学”。
最近のライブではバンド編成での表現力がさらに進化し、音楽ファンからも評価されています。
◆ラジオ・エッセイなど多才ぶりも
斉藤さんはラジオでも人気が高く、『斉藤壮馬・石川界人のダメじゃないラジオ』などで見せる、ゆるくて独特なテンポのトークが癖になるファンも多数。
また、自身の詩集『知らないことだらけ』も刊行しており、声優業を越えて“言葉の人”としても注目されています。
◆2025年現在のトピック
2025年は音楽活動10周年に向けた新展開も話題!ライブツアー「in bloom 2025」は全国5都市を巡り、MCでは「今は“咲かせる時期”より“根を張る時期”」と語ったのが印象的でした。
またアニメ『ウインドブレーカー』や『ヴァニタスの手記』続編などでも主要キャラを担当し、演技・音楽ともに精力的に活動中です。
◆まとめ:静かな熱を持つ“表現者”
斉藤壮馬さんは、派手ではないけれど、言葉や演技の一つひとつに「想い」と「知性」が宿っている声優です。
静かに語る声も、感情を爆発させる叫びも、そのどれもが美しくて心に残る。
そして、音楽・文章・ラジオ…あらゆる場で“自分の言葉”を届けるその姿は、まさに「表現者」の名にふさわしい人だと思います。
これからも斉藤さんが届けてくれる「言葉」と「声」に、心を委ねていきたいですね。