こんにちは!アニメイン編集部です。
今回は「ポケモンアニメ ブイズ回」をテーマに、各シリーズに登場するブイズ回を一覧形式で紹介。
進化の背景や登場キャラの絆を、シリーズごとにわかりやすくまとめました!
ポケモンの中でも特に高い人気を誇るイーブイとその進化形「ブイズ」たち。
アニメシリーズでは、シャワーズ・サンダース・ブースターから、ニンフィアに至るまで、多彩な進化を遂げたイーブイたちが登場し、それぞれにドラマや成長の物語が描かれています。
ポケモンアニメに登場する「ブイズ」とは?
イーブイは、その環境や条件によって多様な進化形に変わる“可能性”を象徴するポケモン。アニメでも、その進化は「成長」「自立」「選択」などのテーマと結びつき、感動的なシーンが数多く生まれています。
登場する進化形(通称:ブイズ)はこちら:
- シャワーズ(みず)
- サンダース(でんき)
- ブースター(ほのお)
- エーフィ(エスパー)
- ブラッキー(あく)
- リーフィア(くさ)
- グレイシア(こおり)
- ニンフィア(フェアリー)
ポケモンアニメ「ブイズ回」エピソード一覧(時代別)
下記にて、シリーズごとの代表的な“ブイズ回”を一覧で紹介します。進化シーン、バトル、キャラとの関係など、それぞれの魅力を楽しめる構成になっています。
無印(初代)

公式話数 | タイトル | 主な登場ブイズ |
---|---|---|
40 | イーブイ4きょうだい | イーブイ/シャワーズ/サンダース/ブースター |
無印 #40「イーブイ4きょうだい」
サトシたちは迷子札を付けたイーブイを見つけ、持ち主の家を訪ねる。
そこにいたのは、シャワーズ・サンダース・ブースターを自慢する三兄弟。
彼らは弟のイーブイに“石で進化するのが当然”と迫るが、当のイーブイはまだ心が決まっていない。
サトシたちは当事者の気持ちを置き去りにした押しつけに疑問を投げかけ、進化は「誰かに決められるゴール」ではなく「自分で選ぶ未来」だと伝えていく。
ブイズという存在が象徴する“選択の自由”を、シリーズ初期らしい温度感で描く原点回。
アドバンスジェネレーション(AG)

ハルカ×イーブイの誕生と成長を段階的に追う連作。
公式話数(AG) | タイトル | 位置づけ |
---|---|---|
150 | そだて屋さんとポケモンのタマゴ! | イーブイのタマゴ入手の起点 |
157 | 時を超えるハルカ!! | イーブイ孵化 |
167 | 大一番!ハルカVSタケシ!! | イーブイの本格的な活躍へ |
AG #150「そだて屋さんとポケモンのタマゴ!」
旅の途中、ハルカはそだて屋からポケモンのタマゴを託される。
どんな相棒が生まれるのか分からない不安と期待の中で、彼女は世話や見守りを通じて「育てる」という行為そのものの喜びに触れていく。
タマゴが示すのは“未来は白紙で、選択はこれから”という可能性。
イーブイの誕生を直接描くわけではないが、のちの孵化と成長に向けて、ハルカが保護者としての責任感と優しさを育む大切な前章となる。
ブイズ物語のプロローグとして要チェックの一話。
AG #157「時を超えるハルカ!!」
預かったタマゴがついに孵化。
生まれたのは人見知り気味だが、好奇心の光を宿したイーブイだった。
初めてのご飯、散歩、技の練習……小さな成功とつまずきを重ねながら、ハルカとイーブイは少しずつ歩幅を合わせていく。
周囲の期待や“こうあるべき”という型にはめず、目の前の小さな個性を大切にする姿勢が印象的。
ブイズのなかでも“進化前のイーブイ”が持つ可塑性と、育成者のまなざしが丁寧に描かれる、ハルカ×イーブイ物語の出発点。
AG #167「大一番!ハルカVSタケシ!!」
実戦の場に立つことで、ハルカとイーブイの関係が一段深まる回。舞台は公式戦・イベントを問わず、観客の前で立ち回る難しさと高揚感が中心だ。
イーブイは未完成ゆえの不安定さを抱えつつも、ハルカの声に導かれて自分の役割を理解し、等身大の強さを見せていく。
“勝つための進化”を急がず、まずは“今できる最善”を積み上げる選択が物語の核。
のちの表現型(進化)へつながる、信頼の基礎工事を描くエピソードとして意味深い。
ダイヤモンド&パール(DP)

公式話数(DP) | タイトル | 主な登場ブイズ |
---|---|---|
79 | 決戦!ヒカリ対ハルカ!! | グレイシア(ハルカ) |
DP #79「決戦!ヒカリ対ハルカ!!」
ミクリカップ決勝。ヒカリとハルカは、魅せることが求められるステージで真っ向勝負に挑む。
ハルカのグレイシアは氷の粒子と身のこなしで観客を魅了し、技の連携で“美しさと実効性”の両立を示す。
相対するヒカリも演出と判断力で応戦し、互いの成長を確かめ合う展開に。勝敗以上に、舞台上で磨かれていく“表現としてのバトル”が主題。
ブイズの中でもグレイシアが持つ端正な魅力が際立ち、進化後のキャラ性を鮮やかに印象づける。
ベストウイッシュ(BW)

公式話数(BW) | タイトル | 主な登場ブイズ |
---|---|---|
102 | チーム・イーブイ出動せよ!ポケモンレスキュー隊!! | イーブイ+進化形勢揃い(第5世代まで) |
BW #102「チーム・イーブイ出動せよ!ポケモンレスキュー隊!!」
レスキュー要請を受け、バージル率いるチーム・イーブイが現場へ。
イーブイと各進化形が役割分担し、地形・天候・危険物を想定した救助活動を展開する。
シャワーズは水場、サンダースは索敵・機器類、ブースターは障害物処理、エーフィ・ブラッキーは連携と支援……という具合に、ブイズの多様性が“チーム戦術”として機能するのが痛快だ。
バトルの勝敗ではなく“困っている誰かを助ける”ために能力を使う尊さが、シリーズの枠を越えて胸に残る。
XY/XY&Z

セレナと“人見知りイーブイ”の物語〜ニンフィアへ。
シリーズ | 公式話数 | タイトル | 位置づけ |
---|---|---|---|
XY | 92 | イーブイはひとみしり!? お花畑でつかまえて!! | 出会い・ゲット回 |
XY | 93 | タッグバトルは友情バトル!イーブイ初参戦!! | 初参戦・関係性の深化 |
XY&Z | 8 | 踊れイーブイ!トライポカロン・デビュー!! | 初ステージ(トライポカロン) |
XY&Z | 12 | サトシとセレナ!ダンスパーティでゲットだぜ!! | ニンフィア進化 |
XY #92「イーブイはひとみしり!? お花畑でつかまえて!!」
セレナが出会うのは、人見知りで警戒心の強いイーブイ。
近づけば逃げ、でも少し離れると気になって振り返る。そんな距離の取り方に、セレナは焦らず寄り添う。
花畑の静かな空気が二人の鼓動を落ち着かせ、やがて“怖いけれど一緒にいたい”という小さな意志が芽生える。
保護ではなく“選び合う”関係として成立したパートナーシップは、のちの表現活動や進化の伏線に。
ブイズ物語が得意とする“心の壁を越える瞬間”をやさしく切り取った回。
XY #93「タッグバトルは友情バトル!イーブイ初参戦!!」
初めての実戦参加。イーブイは場の熱気や相手の圧に押され、挙動がぎこちなくなるが、セレナは成功体験を刻むための小さな目標を設定し、負荷を調整する。
タッグ相方との連携、避け方ひとつ、技の出しどころ。
一手ずつ前回より良くする積み重ねが自信に変わる。勝ち負けより“できた”を増やす設計で、恐れの殻を破るプロセスが丁寧に描かれる。
イーブイの可塑性とセレナのコーチング力が合わさり、次章の飛躍につながる大切な一歩。
XY&Z #8「踊れイーブイ!トライポカロン・デビュー!!」
華やかな舞台に立つことを決めたイーブイは、表現の楽しさと観客の視線の重さを同時に引き受ける。
振り付け、立ち位置、見せ場の作り方——セレナは“得意を伸ばす”方針で演目を組み、イーブイのしなやかさと愛らしさを前面に。
緊張で動きが固まる瞬間もあるが、仲間の支えと会場の拍手が背を押し、最後の決め所で本来の輝きを放つ。
戦うだけが才能ではない、とブイズの魅力を“表現”に拡張してみせる、シリーズ屈指の成長回。
XY&Z #12「サトシとセレナ!ダンスパーティでゲットだぜ!!」
交流の場で重なる音楽と心。セレナとイーブイは、バトルでもステージでも育んできた“信じ合う感覚”をそのまま表現へと変換する。
恐れが期待に、ためらいが一歩に変わったとき、イーブイは新しい自分=ニンフィアの姿を選び取る。
進化は目的ではなく、感情の連なりが自然と導く結果。そんなテーマを、柔らかな光と演出で描く印象的な一話。
フェアリータイプならではの包容力としなやかな強さが、以降の活躍への扉を開く。
サン&ムーン(SM)

公式話数(SM) | タイトル | 主な登場ブイズ |
---|---|---|
99 | イーブイどこいくの?あのコに会いにどこまでも! | “ながれもの”イーブイ(通称:ナギサ) |
SM #99「イーブイどこいくの?あのコに会いにどこまでも!」
長い毛並みの“ながれもの”イーブイが、海を越え、街を抜け、誰かを探して旅をする。
台詞に頼らない場面も多く、表情と仕草、音楽だけで心の動きを伝える構成が秀逸です。
出会いと別れ、手助けと感謝、小さな交流の積み重ねがイーブイの勇気を育てていく。
目的の“あのコ”に近づくほど、怖さより“会いたい”が勝る。
アローラの優しい空気感の中で、ブイズの根っこにある“寄り添い合う”物語性を堪能できる、癒やしと成長の旅の章。
新無印(2019)

コハルとイーブイが“進化する/しない”をめぐって各地のブイズに触れる連作。
公式話数(新無印) | タイトル | 主な登場ブイズ |
---|---|---|
63 | 挑戦!ポケモンマリンアスレチック!! | シャワーズ |
79 | 月と太陽、コハルとハルヒ | エーフィ/ブラッキー |
87 | 氷の女王とグレイシア | グレイシア |
98 | ポケモンサーカス!ブースターとサンダース!! | ブースター/サンダース |
105 | イーブイとニンフィア!出会いと再会! | ニンフィア(セレナ再登場) |
新無印 #63「挑戦!ポケモンマリンアスレチック!!」
水上アスレチック施設で、コハルは水タイプの頼もしさと楽しさに触れる。
案内役のシャワーズは、泳力や水流操作を活かして見事なサポートを披露。
競うことではなく、体験を通じて“好きかもしれない”を見つける設計が本話の肝だ。
イーブイは水しぶきに戸惑いながらも、シャワーズの涼やかな立ち回りに憧れを募らせる。
コハル自身も“進路はまだ決めなくていい、好きの種を集めればいい”と気づき、選択の旅が一歩進む。
新無印 #79「月と太陽、コハルとハルヒ」
昼を司るエーフィと、夜を象徴するブラッキー。対になる二匹とそのトレーナーの関係に触れ、コハルは“違いは矛盾ではなく調和になれる”ことを学ぶ。
予定調和の正解を急ぐのではなく、時間をかけて自分の色を見つければいい。そんな示唆が、イーブイの「まだ決めない」という状態を肯定してくれる。
進化は結果であって、先にあるのは日々の積み重ね。月と太陽のモチーフが、コハルとイーブイの現在地を穏やかに照らすエピソード。
新無印 #87「氷の女王とグレイシア」
雪と光が作る舞台で、グレイシアの澄んだ表現が際立つ。氷の結晶が空間をデザインし、静と動のコントラストが観る者の息をのませる。
イーブイは“冷たさ”ではなく“透明感の美しさ”に惹かれ、表現としての進化の可能性を想像する。
コハルもまた、答えを急がず“憧れを憧れのまま抱える時間”が人生には必要だと理解していく。
派手な勝負ではなく、感性の学びに比重を置いた回で、ブイズの美術的な魅力が堪能できる。
新無印 #98「ポケモンサーカス!ブースターとサンダース!!」
旅一座のサーカスで出会ったのは、情熱的なブースターと俊敏なサンダース。ふたり(匹)の個性は時に衝突するが、演目づくりの中で“違いは役割の違い”だと理解が進む。
火花散る稽古はやがて息の合った連携へ。
イーブイとコハルは、進化先の違いが対立ではなく“支え合う機能分化”になり得ることを学ぶ。
見せ場の盛り上げ方や、観客の視線の集め方といったステージワークも見どころで、ブイズの多様性がエンタメとして結晶する。
新無印 #105「イーブイとニンフィア!出会いと再会!」
旅の途中、セレナとニンフィアに出会うコハルとイーブイ。
人見知りだった“かつてのイーブイ”が、今は観客の前で堂々と輝いている。その姿はコハルに大きな示唆を与える。
好きなことを続けるうちに、いつか自分の進む形が自然と見えてくる。焦らず、でも止まらない。イーブイはニンフィアに寄り添われ、憧れと安心を同時に受け取る。
過去と現在、再会と出会いが重なって、“選ばない自由”すら確かな選択肢だと胸に刻む一話。
【短編・映画など】

作品名 | 登場ブイズ | 公開年 |
---|---|---|
ピカチュウとイーブイフレンズ | 全ブイズ(ニンフィア含む) | 2013年 |
▶ 2013年の劇場版同時上映作品として公開された短編アニメ。
セリフはなく、擬音や音楽だけで展開する“ブイズたちのサイレントアニメ”で、全ブイズ(当時)+ニンフィアが登場します。それぞれの個性や性格が描き分けられ、動きや表情だけでキャラクター性が伝わる演出が光ります。
ニンフィアがアニメ初登場した作品でもあり、可憐でふんわりとしたフェアリータイプの魅力を視覚的に味わえます。子どもから大人まで楽しめる癒しと可愛さ満載の1本です。
見どころまとめ|ブイズ回は“進化と絆”の物語
ブイズ回では、進化する瞬間だけでなく、その背景にある「トレーナーとの絆」や「自分で選ぶ意思」が丁寧に描かれています。
- 「変わること」「変わらないこと」への葛藤
- トレーナーの愛情やサポート
- 戦術的に輝くブイズの連携バトル
- 感動の進化シーンと演出美
ブイズ グッズ
お気に入りのブイズグッズを手に入れよう!
まとめ|“あなたの推しブイズ”に出会えるアニメ回を見つけよう!
「ポケモンアニメ ブイズ回」は、ただの進化描写にとどまらず、選択・関係・成長をテーマにした感動的なエピソードの宝庫です。
あなたの好きなブイズは、どの作品でどんな活躍をしているか?
この参考に、“推しブイズ”の物語を見つけてみてください!
📌公式情報はこちら
物語の詳細やキャラクター情報をさらに知りたい方は、アニメ「ポケモン」の公式サイトもご覧ください!最新情報や美麗なビジュアルも掲載されています。
👉アニメ|ポケットモンスターオフィシャルサイト
本記事で使用している作品情報・画像の出典
- テレビアニメ『ポケットモンスター』©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
- 映画「ピカチュウとイーブイフレンズ」©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon ©2013 ピカチュウプロジェクト