こんにちは!今回は、2010年から放送されたアニメ『ポケットモンスター ベストウイッシュ(Best Wishes!)』編の魅力をたっぷりとご紹介します。
前作『ダイヤモンド&パール』で成熟したサトシの物語から一転、BW編では“新たなスタート”として、これまでとは少し違ったアプローチで描かれています。
ポケモンやアニメの世界に初めて触れる人にとってもわかりやすく、まさに「リスタート」作品として親しみやすいシリーズなんです!
◆ベストウイッシュってどんなシリーズ?
『ベストウイッシュ』は、ニンテンドーDSソフト『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』を原作に、イッシュ地方を舞台にしたアニメシリーズ。
放送期間は2010年9月〜2013年10月で、シリーズ構成は大きく4つに分かれています:
- ベストウイッシュ(イッシュ地方での旅とジム巡り)
- ベストウイッシュ シーズン2(ワールドトーナメントジュニアカップ編など)
- ベストウイッシュ シーズン2 エピソードN(プラズマ団編)
- ベストウイッシュ シーズン2 デコロラアドベンチャー(旅の終盤・カントーへの帰還)
全144話にわたって、新しい世界と新しい仲間たちとの冒険が描かれました。
◆サトシ、再び“少年”に戻る?
DP編で戦術派に進化したサトシでしたが、BWではちょっと雰囲気が変わります。
「これまでの経験がリセットされたのでは?」という意見もありましたが、見方を変えればこれは「初心者にも見やすくするための再構成」。サトシの明るくまっすぐな性格が強調されており、新たな視聴者層に向けたフレッシュな構成といえます。
バトルスタイルは素直で勢い重視。そこに、個性豊かなポケモンたちの表情豊かな活躍が合わさり、明るくテンポの良いシリーズに仕上がっています。
◆個性豊かな新しい仲間たち
BW編では、サトシの旅のパートナーとしてアイリスとデントが加わります。どちらも従来のヒロインや仲間とは一味違う、強烈な個性を持ったキャラです。
アイリス(CV:悠木碧)
ドラゴン使いを目指す野生児系ヒロイン。ワイルドで活発、感情豊かで元気いっぱい。
サトシを「子どもね!」とからかうのが口癖ですが、時には姉のように見守ることも。
その成長ぶりは、のちに『ポケモン新無印』にもつながる人気キャラへ!
デント(CV:宮野真守)
サンヨウジムの元ジムリーダーで、職業は“ポケモンソムリエ”。常に食や美意識へのこだわりが強く、言動がちょっと芝居がかっている(笑)。
でも知識は豊富で、旅の“ツッコミ役”としても大活躍!
この2人が加わることで、サトシの旅はより賑やかで、コミカルなやりとりが光る楽しいシリーズとなっています。
◆新ポケモンたちとの出会いも魅力
イッシュ地方では、これまでのポケモンは登場せず、完全に“新ポケモンだけ”で構成された地域。そのため、サトシたちが出会うポケモンすべてが初対面という、新鮮なワクワク感がありました。
サトシの主力メンバーも、
- ミジュマル(お調子者&水鉄砲が得意)
- ツタージャ(クールビューティ)
- ポカブ(健気で熱血)
- ガマガル、ワルビル、ズルッグなどクセ強め多数!
と個性的なメンバーばかり。とくにミジュマルのコメディ担当ぶりは、子どもたちに大人気でした!
◆物語の構成も多様に!
BW編では、単なるジム戦→リーグの流れだけでなく、以下のようなさまざまな展開が見られました:
- ポケモンワールドトーナメント:各地の強豪トレーナーが集う大会
- エピソードN:伝説のポケモン・レシラムとゼクロム、そしてプラズマ団との本格ストーリー
- デコロラ諸島編:南国的な雰囲気の中で、旅の終わりへ向かうスピンオフ的構成
そのため、毎話のバリエーションが豊かで“見やすいテンポ”が特徴のシリーズでした。
◆劇場版も印象的!
BW編の映画では、イッシュ地方の神話や伝説ポケモンが登場する大作が続きました。
- 『ビクティニと黒き英雄ゼクロム/白き英雄レシラム』:2バージョン同時公開という異例の展開
- 『キュレムVS聖剣士 ケルディオ』:迫力の氷の戦闘
- 『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』:かつてのミュウツーが再登場!
劇場版ではアクションも迫力満点で、TVシリーズとはまた違う「ポケモンの魅力」を楽しむことができました。
◆まとめ:リスタートとしてのベストウイッシュ
『ポケモン ベストウイッシュ』は、これまでのアニポケとは異なる雰囲気を持った、“明るく親しみやすいシリーズ”です。
- サトシの素直さとポケモンたちの愛嬌
- アイリス・デントという個性的な仲間
- テンポの良い展開と多彩なバトル
- 初心者にも入りやすい設定
これらが組み合わさり、ポケモンアニメの再入門編として最適なシリーズとなっています。
“子どもっぽい”と感じる部分もあるかもしれませんが、それこそがBW編の良さ。あえて力まずに「楽しさ」に振ったこの時代だからこそ、今見返すと“癒し”や“発見”があるかもしれませんよ!