資格

【QC検定】合格のコツ3選!

QC検定 合格のコツ3選

こんにちは、黒猫のえちるですにゃ!
今日も、なおちゃんの悩みを解決してくよ。

なおちゃん

えちるー!
会社からQC検定に挑戦しろって言われたの。
合格のコツがあれば教えて!

えちる

オッケー!QC検定合格のコツだね!

僕は4級から2級まで、1発合格できたからその時の経験を元に教えるよ。
「QC検定って何の省略?」っていう状況から効率よく合格する流れを覚えよう!

QC検定とは

QCとは

QCとは「Quality Control=品質管理」 その名の通り品質管理に関する検定で、一般社団法人日本品質管理学会からの認定を受けた民間資格になります。

QC・新QC七つ道具を用いた統計的な手法が使えるようになり、製品やサービスを提供する会社にとって大いに役に立つ資格になります。

私の会社の場合は、管理職は2級以上が望ましいとされ、一般職でも、3級以上を所持していないと一定以上給料等級が上がらなくなります。

合格によるメリット

転職に有利

QC検定は品質管理の知識や能力が一定水準あるという証明になるため、転職時にもメリットがあります。
品質管理はあらゆる業種で活用できる汎用性の高い知識であるため、転職の選択肢が広がることでしょう。
社会人としてのルールや常識も学ぶことができるため、学生の方にもおススメな資格です。

お客様満足度UP

様々な手法や統計学を駆使し、お客様へのVA・VE提案を論理的に行えるようになります。

社内評価向上

QC検定の取得を推奨している企業は多く存在します。
現状把握→PDCAサイクルの構築まで主導的立場で進められるようになり、職場のリーダーの必須スキルを学べることがポイントです。

大手企業はもちろん、中小企業でも取得自体が評価の対象になる企業も多いでしょう。
私の会社では、取得すると以下の報奨金が受け取れます。

  • 3級:3万円
  • 2級:7万円
  • 1級:20万円

勉強時間と各級の特徴

勉強時間

私の場合は、単純に転職した会社がQC検定を推奨していたためチャレンジすることになりました。
今まで品質管理に触れたことはなく、QCという言葉を初めて聞くほどの無知状態でしたので、
入門レベルの4級から3級、2級と順番にチャレンジしました。
試験は半年に一回のため、1年半をかけて2級まで取得することができました。

4級

勉強時間:2日間(10時間)

QC入門レベルです。社会人として最低限知っておくべき仕事の進め方、品質管理の用語の知識など一般常識問題が多く出題されます。基本的に公式協会が出しているテキストを丸覚えすれば合格可能なので一夜漬けでも合格可能です。

無料テキストがありますので、興味ある方は下記リンクから取得してみてください。
4級テキスト | 日本規格協会 JSA Group Webdesk

3級

勉強時間:1週間(30時間)

品質管理の実践についてほぼ理解しており、指導を受ければQC的問題解決をしていくことができるレベル。
文章問題の他に、簡単な計算問題が1~2割程出題されます。QC七つ道具の使い方や品質管理の実践方法をある程度理解している必要があります。

2級

勉強時間:3級までの基礎が身についている状態で2週間(60時間)

統計的な手法を活用し、自らが中心となって問題を解決・改善できるレベル。
試験範囲には3級、4級の範囲も含まれるため、品質管理部門での経験が薄い方は下位級からの受験がおススメです。
計算問題が4~5割に増え、統計学の基礎知識が必要になります。
テキストを開き、暗号のような文字列を見て諦める人続出!?
私も最初は、数字や記号の羅列が眠りを誘う呪文にしか見えませんでした。

ただし、
2級で出題される統計学は基礎部分なので、実はそれほど難しくありません。
慣れれば後半の文章問題よりも簡単で、点取り問題になると思っています。

※記載の勉強時間は私の実体験時間です。

合格のコツ

QC,品質

1.完璧を求めない

まずは、ある程度知識をつけてすぐに合格したいのか、ゆっくりでもいいので完璧な知識を身に着けたいのかハッキリと決めましょう。

おススメはもちろん、まずは合格することを優先!

パレートの法則に当てはめると、
80点取得までにかかるのに2割の時間
80点から100点へ上げるのに8割の時間が必要と言われています。

QC検定の合格基準は概ね70%以上であることです。合格を目指す時点で100点を取る必要はありません。
※3級以上は 総合得点が概ね70%以上であること及び、手法分野・実践分野に分類し、各分野の得点が概ね50%以上であること。

たとえ時間をかけて100点取れる知識をインプットできたとしても、
実践で100%アウトプットできるのかは別問題です。
合格後に実践でアウトプットをしながら勉強し、100点を目指しましょう。

2.とにかく問題を解く

何から始めれば良いのか分からずに、とにかくテキストを読み上げる。
よくやりがちな行動ですが、非常に効率が悪いので合格を優先したいと考えるならおススメしません。

協会公式テキストのまま出題されるような4級ならテキスト丸暗記でも良いかもしれません。
しかし、3級以上になると範囲が広く、分厚い公式テキストを丸暗記するのは困難です。

そしてQC検定の難易度を上昇させている要因の一つである試験時間に対しての問題量の多さ。
90分以内に100問以上を解く必要があります。
問題自体の読解に時間を割いていたら間に合いません。
時間が足りなくて焦ってしまい、後半は全く落ち着いてできなかったという同僚を何人も見てきました。

問題の出題方法や文章の言い回しに癖がありますので、ひたすら過去問を解いて癖を把握しましょう。

過去問題を解く→わからない部分をテキストで学ぶ
これを繰り返すのが合格への近道となります。

3.簡単なテキストを探す

公式が出しているテキストは間違いない!分厚いテキストこそ正義! と言う方もいますが、
理系出身で統計学に触れたことがあり自信がある方のみ、その正義遂行することをオススメします。

正直に言うと
私は初めて2級の統計学問題を見た時、記号の読み方も分からずフリーズ。静かにテキストを閉じました。

その後、試験2週間前に何気なく入った書店で
完璧を目指さずに、まずは合格することを目標にした易しいテキストを発見したので立ち読み。
→私でも統計学の基礎が理解できそうと判断して購入。

そして試験までの2週間、会社の休憩時間や帰宅後ファミレスにて
徹底して、過去問→テキストで学ぶ を繰り返しました。

食わず嫌いだった統計学も、
簡単なテキストで学び、解ける快感を覚えると考えが変わりました。
難しく考えていただけで、実はワンパターンな点取り問題の部分があると気づき苦手意識がなくなりました。

完璧に理解するのはもちろん難しいですが、
とりあえず合格を目指すなら難しい部分は捨て、8割理解することを徹底しましょう。
いきなり完璧を目指すのは非常に非効率です。

私が実際に使用した、合格に特化したテキストを紹介します。
過去問題を解きつつ、不明点は下記テキストの練習問題で解き方を学んでみて下さい。

受験日当日の心構え

検定

当日はメンタル維持に努めましょう。少しでも不安があると思考停止に陥ります。
捨てると決めた項目は心配するだけ無駄です。潔く捨てましょう!

点取り問題と決めた、自信のある問題を頭の中で復習して自信をもって挑みましょう。

その後・・・

8割理解での合格を目指したこともあり、
無事にQC検定2級までは初回で合格できました。

その後、8割の理解から10割に近づけるためにアウトプットする場所を探しました。
インプットしたことは、アウトプットして初めて自分のものになります。
目的無く学ぶよりも、アウトプットする目的がある方が情報の取得に熱が入り、学びの質が格段に上がるといわれています。

私は、実践で学んでいくために社内のQC大会へ立候補して一年間QCリーダーとして改善活動に努めました。
やはり実践だと、公式通りにいかない困難なことがたくさん出てきて、新しい学びが沢山あります。
その都度調べたり先輩にご教示いただき、なんとか最後までやり遂げることができました。

結果は26チーム中2位。
喜び半分、悔しさ半分でしたが
未知の世界へ転職して2年半で4級取得→QC大会準優勝までたどり着けました。

品質管理はあらゆる分野で必要スキルなります。
頑張り以上の見返りがあると思いますので、皆さんも是非チャレンジしてみてください。

ABOUT ME
えちる
2030年までの経済的自立を目指し、会社員、事業家、投資家として3足のわらじで活動中。 生活満足度を下げないようなバランスを意識しつつ、資産形成をしていく大切さ、そして漠然とした将来への不安の解消法を惜しまず発信していきます。