こんにちは、黒猫のえちるですにゃ!
今日も、なおちゃんの悩みを解決してくよ。
えちるー!
将来のために資産形成をしろって言われるんだけど、
投資って難しそうでよく分からないよ。
投資の基本的なことを教えてくれない?
投資の基本を知っている人と知らない人では、
現在の資本主義社会では大きな差が生まれていくよ。
投資の基本知識を正しくを身に着けて、しっかりと資産形成をしていこう!
世界的にインフレが急速に進み、お金の価値は下がり続けている現在、
自分の資産を守るためにマネーリテラシー(金融知識)を学ぶことは必須と言えるでしょう。
2022年からは、高校の授業で「金融教育」がスタートしました。
なぜ国が主導して金融教育を進めているのか。
なぜ金融庁が老後2,000万円問題を発言したのか。
これらを理解してお金に関する考え方を改めましょう。
投資の種類
簡単に言うと「投資」とは、利益を見込んでお金を投じることのことを指します。
投資を大きく分けると「無リスク資産」と「リスク資産」に分かれます。
無リスク資産
元本が保証されている投資方法です。
ただし、100%安全というわけではありません。
投資先の金融機関が経営破綻したり、国が財政破綻するリスクがあります。
無リスク資産の特徴は、ローリスク・ローリターンということです。
リスクが低い反面、大きな利益は期待できません。
国債
国は、社会保障の整備やインフラ整備を税金で賄えなくなると国債を発行して投資家からお金を募ります。
投資家は国にお金を貸し、その利息で利益を狙うことができます。
「元本が減るのは耐えられないけど、少しだけでも増やしたい。」という方は国債の購入をオススメします。
2022年4月現在の個人向け国債5年物の固定金利は0.05%です。
最低1万円から、1万円単位で購入ができます。
貯金・預金
私達が預けたお金は、別の個人や企業の活動資金として貸し出されたり、
国債や外資や株などを売買して、資産運用されています。
2022年4月現在。
一般的な普通預金の金利は0.001%、定期預金の場合は0.01%です。
もし、金融機関が破綻した場合は元本1,000万円とその利息は保護されます。
リスク資産
投資における「リスク」とは、一般的な「リスク」の意味とは少し違います。
投資における「リスク」とは、損益の変動幅のことを表します。
株価の値動きは、統計学的にある一定の範囲で上下することがわかっており、
この範囲の幅でリスクの大小が決まります。
ベンチャー企業の株などは上昇幅が大きい反面、下降幅も大きくなります。
このことをリスクが大きいと表現します。
株
株とは、株式会社が資金を集めるために発行する株券のことです。
株を購入して株主となることで、企業のオーナーの一人になることができます。
会社とは、法律上は株主のものです。
社長は、株主から経営を任されている立場になるのです。
また、株主には配当金が分配されたり、株主優待と呼ばれる特典を得ることができます。
投資信託・ETF
投資の格言に「卵を一つのカゴに盛るな」という言葉があります。
複数のカゴに分けておけば、カゴを落としても被害は少なくてすむということです。
この格言からも分かるとおり、投資の基本は分散投資です。
しかし、個別株を数十種類、数百種類と購入するには莫大な資金が必要になります。
そんな時に頼れるのが投資信託です。
投資信託は簡単に言うと、株の幕の内弁当ようなもので一つの商品を購入するだけで数千種類の株へ分散投資をすることもできます。
投資家から集めたお金をひとつの資金としてまとめ、運用の専門家が株式や 債券 などに投資・運用する仕組みです。
100円から購入可能なので、気軽にスタートできるのも特徴の一つです。
投資信託には大きく分けて「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の二種類があります。
運用会社やファンドマネジャーが独自の見通しや投資判断に基づいて運用し、
市場全体の動きを表す代表的な指数(インデックス)以上のリターンを目指す投資信託です。
アクティブな取引が行われるので指数より大きな利益を狙える反面、大きな損失が出る可能性もあります。
管理費用が1%以上を超える商品が多く、長期運用には向きません。
日経平均株価(日経225)など市場全体の動きを表す代表的な指数(インデックス)に連動した投資成果を目指す投資信託です
米国株や全世界株などの長期的にみて上がり続けている指数に投資し、指数通りの利益を狙うのが一般的です。
運用手数用が0.1%を下回る優良商品も多く存在し、長期運用に向いています。
社債
簡単にいうと国債の企業版になります。
投資家が企業にお金を貸し、その利息で利益を狙うことができます。
債券には満期が定められており、満期になると貸したお金+利息が返ってきます。
株と社債の違いは、
「株は企業のオーナーになる」「社債は企業にお金を貸す」ということです。
社債は株式より値動きは安定していますが、長期で見ると株式ほど高い収益は期待できません。
不動産投資
不動産(宅地や建物)を購入して、運用・管理を行い家賃収入や売却益を得る投資です。
銀行から融資を受けることができるので、レバレッジ(てこの原理)をかけて
少ない資産で大きな投資ができるという魅力があります。
良い物件を見つければ高い利益を狙えますが、
空室リスクや不動産価格下落リスクなどに加えて、管理に手間がかかります。
暗号資産
暗号資産(仮想通貨)とは、現物のない電子データの資産です。
国家や中央銀行といった仲介者が存在せず、参加者全員で管理するブロックチェーンという仕組みで成り立っています。
通貨の価値が維持されるように、発行上限枚数が定められています。
企業や国への投資と違い、商品自体がさらなる価値を生み出すわけではないので、
投資よりも、投機(ゼロサムゲーム)に近い商品といえます。
単利と複利の違い
お金を貸すと発生する利息には「単利」と「複利」が存在します。
それぞれにどのような特徴があるのか知っておきましょう。
単利とは
元本にのみ利息がつきます。
100万円を年利5%で30年間単利で運用した場合
単純に5万円×30年で利息は150万円になります。
複利とは
元本だけでなく、利息にも利息がつきます。
100万円を年利5%で30年間複利で運用した場合
1年目は100万円の5%で5万円ですが、2年目は105万円の5%になるので5.25万円の利息になります。
これを繰り返すと雪だるま式に利息が増えていき、30年後の利息は332万円になり、単利の2倍以上になります。
長期投資ほど複利効果を最大限に活かすことが出来ます。
20世紀最高の物理学者といわれるアインシュタインが「人類史上最大の発明」、「宇宙で最も偉大な力」と言ったものがあります。
それはもちろん「特殊相対性理論」と思いきや、正解は「複利の力」なのです。
「複利を制する者が資本主義社会を制す」と言えるほど強力な仕組みなのです。
預金か投資か
複利が凄いのは分かったけど、投資ってリスク高いんでしょ?
投資は怖いイメージだし、親には預金を進められているよ?
預金というのは、銀行に複利でお金を貸すことだよ。
正確に言うと、預金も投資の一つなんだ。
「資産の大半を銀行に貸している」という方は多いのではないでしょうか。
では、複利でお金を貸しているにも関わらずなぜ増えないのでしょうか?
答えは、2022年現在の普通預金の金利が劇的に低いからです!
1974年 郵貯銀行の金利は7.5%でした。
100万円を10年間預けておくと206万円。倍以上になります。
親や祖父母世代が、貯金を進める理由が理解できますね。
以前は貯金をしておけば、十分な複利運用ができたのです。
そして、1990年は6.08%、1999年は0.01%と下がり、
2022年現在大手都銀の普通預金はなんと、0.001%!
100万円を10年間貸しつけて、リータンは100万100円です。
現在の金利だと銀行に投資するというよりも、銀行に預けるという方がしっくりくるかもしれません。
投資をするメリット・デメリット
投資をするメリット
資産所得を手に入れることの大切さがわかる法則です。
膨大なデータを分析した結果、「資産運用によって得られる富(r)は労働によって得られる富(g)より成長が速い」と主張されています(r>g)。
要するに、いくら労働をしても資産所得を得ている人との格差は開き続けるということです。
資本主義社会が崩壊しない限り、この法則は続くと言われています。
物を購入する時に資産を購入しているのか、負債と割り切って浪費しているのかを判断できるようになります。
「買う理由が値段なら買うな」という格言がある通り、
本当に値段以上の価値がある物なのか、物の価値を意識するようになります。
異常な利回りの明らかに怪しい商品を見抜くことが出来るようになります。
世界一の投資家ウォーレン・バフェットの利回りが15~20%と言われています。
一般的な投資家は、5~10%を狙えれば十分な利回りです。
20%を超えるような商品はほぼ間違いなく、ポンジ・スキームといわれる詐欺商品と思っていいでしょう。
高配当株を狙った投資は、税引き後で3%程度の配当金が期待できます。
米国株(S&P500)インデックス投資は過去150年の歴史を振り返ると、長期投資の場合は6%程度の平均利回りが期待できます。過去20年だと9%程です。
今後は5%程度になると予想すると、資産5,000万円を米国インデックス投資で運用すれば税引き後で年間200万円を切り崩しても元本は減りません。
毎年200万円の資産所得があれば、食べるために働くライスワークから、自分の幸せのために働くライフワークへシフトできることでしょう。
インフレが起きた場合、何も対策をしていないと資産が相対的に減少します。
今まで70円で購入できていた物が100円に値上がりした場合、30%の資産を失うことに等しいです。
株を所有している場合は、インフレで物価が上昇するとそれに伴い株価も上昇していくのが一般的です。
全てを無リスク資産に割り振るのは、分散投資の基本から考えてもオススメできません。
投資をするデメリット
長期的な企業の成長に期待し、長期運用による複利効果を狙うのが投資の基本です。
短期的な資産の増減が気になり、自分の資産が減ることに極度のストレスを感じる人は投資に向いていません。手を出すのはやめましょう。
十分な生活防衛資金を用意せずに投資を始めると、急な出費に対応できなくなります。
長期運用目的の資産を意図しないタイミングで売ることになり、損失に繋がる場合があります。
生活防衛資金は、生活費の半年~1年分あれば良いとされています。
投資と勘違いしてギャンブルをしないために、しっかりとした知識を身に着ける必要があります。
短期トレードや個別株への一括投資などはリスクの幅が大きく、ギャンブル性が高くなります。
将来への投資を考えすぎると、現在の生活を犠牲にしてしまう傾向があります。
自分への投資も立派な投資です。若い時の思い出は一生物ものです。
「投資」、「生活のための消費」、「豊かに生きるための浪費」をしっかりと分けて考えましょう。
まとめ
金融庁がが老後資金の自助努力を促したり、高校での金融教育授業を導入するなど、
政府主導で金融教育の大切さを国民に広めている現在で、マネーリテラシー(金融知識)を学ぶことは必須と言えます。
高齢化社会が進み年金受給額のが心配される中で、何も対策を取らずに進むのは非常に危険です。
どんな種類の投資があり、どんな特徴があるのかをしっかりと理解しましょう。
複利効果を十分に得るためには長期的な運用が必要になります。
なるべく早いうちから勉強し、資産運用をしていきましょう。
オススメの資産運用は今後紹介していきますのでお楽しみに。
私が現在運用しているリスク資産はこちら記載してありますので、よろしければ参考にしてください。